ファーストメモリー

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俳句の季題の「枇杷の花」。
母も見たことがないと言います。

私の家に枇杷の木はありますが、私もわざわざ雪の中へ見に行ったことはありません。
先日、母から聞いて見に行ったら、ちっちゃいビロードのようなつぼみが房になって集まっているのを見ました。

母に「こうなっていたよ」と説明したら、
「寒い時期だから、ビロードのつぼみで暖かくしてあるんだね。」

「ほぅ、なるほど。」
それを聞いて思い出しました。
毛足の短い暖かいねんねこに包まれておんぶされていたことを。

外の冷たい気温と、母の体温の籠もるねんねこに顔をうずめる安心感を覚えています。
焦げ茶に赤のドット模様や空模様まで覚えているような…?。

母は、姉が生まれたあとしばらく間があったので、ねんねこの幅を10センチ縮めてコートにしたそうで。
その中に負ぶさっていた私は10月生まれなのでかなり小さい乳児の頃のはずです。

記憶というのは都合よくすり替わるものですから、どこまでが乳児の記憶かわかりませんが…。

開きかけた枇杷の花を手折って母に届け、その話しをしたら、そのねんねこを出して見せてくれました。

確かにこれです。

物心ついてこのコートを着た母に抱っこされていた記憶と交錯してるのかもしれませんが、暖かい記憶です。

三島由紀夫か誰かが、生まれたてに産湯のゆらめきが光ってるのを覚えてるとかっていうの、ありませんでしたっけ?。
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by mume107 | 2011-01-15 11:53 | アート