2014年 02月 21日
7個展、展示作品その9
Cocoon夢想 2012 165×133
夢想といっても、顛倒夢想の方ですかね。
夢見る夢子ちゃんじゃないのよ。
大きな地震があって、はげしいショックを受けた私たちが現実だと思っているのは、実は人間が作り出した夢、幻にすぎず、大きな権力にとっての便宜にすりかえられていたことに多くの人々が気づきはじめました。
小さな私たちが抗うことに耐えうるのか。
人物が逆さなのは、そういった意味合いの喩えです。
人間の作ったものは、宇宙から見たら小さな世界です。
繭の中で思考が解体され、渾沌とした中から新たに広がりが生まれる感じです。
県内の公募展では、作品裏に「賞候補」と書かれていました。
入賞しなかったことで自分のことのようにくやしがってくださる方々もおられましたが、それだけで恩の字です。
by mume107
| 2014-02-21 20:23
| 7個展