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あまり使わない絵の具を塗る

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絵具のチューブの裏には、乾燥に要する日数が描いてあります。



これまでは、絵の具の扱いが非常に適当ながらもなんとなく、絵の具の性質を感覚的につかんで制作をしていたかもしれませんでしたが、より絵の具の特質を生かした作画をしたくなっている次第です。



前回、下地作りについてあとから追記した部分の要約です↓。

『シルバーホワイトを紙裏に1日広げて油抜きしました。
絵の具は、顔料をポピーオイルやリンシードオイルなどの植物油で練り込んであります。

油抜きをするのは、ホワイトは黄変しにくいポピーオイルなどが使われているが固着力が弱いので、油抜きをしてリンシードオイルで練り直すためらしいです。

下地にはポピーオイルよりリンシードオイルで練られた方が望ましいです。

私は使ったことありませんが、ポピーオイルは黄変しないので、仕上げのときに使うといいらしいです。』


私の場合は、下地には乾きやすい絵の具。
オーカーやアンバー、シェンナといった大地の色を使います。

その次には手をつけることが少ない絵の具、すなわち思いもしなかった色。
または鮮やかすぎて大事に取っていた色を塗ってみました。

好きな色をまず塗ってしまうと、あとが進まなくて深みが出ないということもあります。
暖色系の色をはじめに塗れば、自然とそれを鎮めたくなり徐々に醒めた色を重ねていきたくなる、という具合です。
で、下地の暖色系がそこそこ残ったとこで落ち着いたような感じです。

いつもなら、はじめは黒っぽい濃い色から、徐々に明るめの色を重ねていくやり方ですが、今回は手持ちの色が鮮やか系ばかりになってしまい、在庫処分とばかりに塗ったので、しまったかな~感があります。
オマケに、グレイオブグレイで早まって抑えようとして明るめになってしまいました。

手順を下手すると絵の具と日数が余計にかかりますからね~。
しかし、今までと違うことをしてみないと、自分の中で新しい発見はないですから、バカも休み休み。
無茶もほどほどに。

すでに先駆者がやり尽くしたことですからね。

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by mume107 | 2015-03-12 12:38 | アート