2008年 04月 22日
カオスの中身
いくら実験的にレディメイドを発表したとしても、私が今やっていることは、デュシャンの手の中で奮闘してるに過ぎなくて、発展途上のままです。
デュシャンについての記事から、理解できる部分を抜き出してみました。
以下のグレー文字部分は抜き出し文です。
1916年スイス、チューリッヒ
既成の文化芸術を否定する前衛芸術運動がダダイズムです。
ダダイズムの否定の精神は、
破綻しつつある近代の成果すべてを否定し、問い直そうとするものでした。
現代美術を予見したデュシャンは、芸術表現にふれる鑑賞者の立場を重視し、創造行為は鑑賞者のなかで完結するのだと強調しました。 鑑賞者の側にこそ、かつての芸術にも科学・技術の見方にも縛られない、個人のものの見方の世界が広がらねば、せっかくの「新たな思想」も意味をなしません。
「泉」は既成の美意識に対する異和として置かれています。デュシャンが「本当の公衆」に期待したのは、その異和をたどること、既成の見方を離れ自らの心のうちの感情や概念化の動きをたどりなおすことです。 彼は鑑賞者のうちに誘発されるその行為こそが新たな芸術表現の姿だと主張したのです。
「泉」1917
スティーグリッツによる写真
否定して、原点からやり直さないと、既成の見方が邪魔をして新しい発想は生まれてきません。
でも、否定する前に鑑賞者の「これまで信じてきた価値観」を、肯定してあげないと拒絶されてしまうのではないかと思うのですが。
例えちっちゃいもんにこだわって、狭い文化の中におられたとしても。
「大衆に受け入れられる作品よりも、大衆を受け入れさせる作品作り」
をすることが、鑑賞者自身の目と心で感じ考えることへの第一歩、なのではないかと・・・。
んでも、どうやって?
それが今んとこカオスなので、まとめていきたいとこです。
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by mume107
| 2008-04-22 11:21
| アート
2008年 04月 20日
こしひかり
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by mume107
| 2008-04-20 16:19
| 農作業
2008年 04月 20日
2005 能天気なバナナ
バナナというのは、なんだかほっとする存在だなぁ。
最近知ったのですが、精神を落ちつかせる脳内物質、セロトニン(医学博士 長野美根より)と関係があるらしいですね。
私は専門家ではないので、詳しいことはよく分かりませんが・・・。
バナナにはトリプトファンも含まれ、これは体内のセロトニン量を増やす働きがある。セロトニン量が増えると感情の変化が起こり(Leathwood and Pollet, 1982)、うつ症状が減じるなどの効果がある(Sainio et al., 1996)。3日に1度、バナナを2本食べることで体内のセロトニン量が16%増えるという報告もある(Xiao et al., 1998)。しかしトリプトファンに幻覚作用があるという言及はなく、実際は精神病の患者の幻覚症状を緩和するためにトリプトファンが使われているほどである(Sainio et al., 1996)。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より
素材 : ダンボール、アクリル
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by mume107
| 2008-04-20 00:32
| アート
2008年 04月 19日
2007 こども心(再生)
こどもは、泥んこ遊びに夢中になります。
形を成さない無秩序な泥の中から、こどもの手によって何かが生まれだすのです。
またもやおだんごです。
理由は要らないのです。
泥の感触に没入し、果ては「母胎回帰」の感覚を擬似的に覚える・・・のかも。
( というのはあとからくっつけたことで、根拠はありませんよ)
渦巻きについて
象徴としての螺旋ウィキペディア(Wikipedia)より。無限に上昇する構造を歴史や生命になぞらえる
そういえば、銀河も渦巻きですよね。
なんの関連があるのかといったら、「無秩序な中から何かが生まれだす」それとも「母胎回帰」?
作者自身にも整理のついてない、カオスの中からちらりと見えてきてるものです。
あわてて妙な理屈をくっつけないように、育つのを待ちます。
土に触れるのはたいへんいいことです。
泥んこ遊びは、免疫力をつける。
その刺激は、脳によい影響を与えているといわれています。
サイズ : 200cm×100cm
素材 : 集積材ボード、アクリル、ダンボール、新聞紙、和紙、木工ボンド、つや消しニス
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by mume107
| 2008-04-19 00:10
| アート
2008年 04月 18日
2007 泥だんご、ころがしてみて、こどものときやったように
田んぼの土で、こどものとき誰もが作った泥だんご。
観客に自由にころがしてもらおうと、木の株に螺旋の滑り台をつけました。
参加することで、ワクワク感を味わってもらおうと考え、おだんごが落ちそうで落ちないように工夫しました。
おだんごは、壊れてもいいつもりで、多少やんちゃにしてもらってよかったのだけど、
お行儀のいい人たちばかりでした・・・。
ここでひとつ、ウィキペディア(Wikipedia)より、マルセル・デュシャンの作品「大ガラス」のエピソード。
ガラスにはヒビが入っているが、これは意図的に入れた訳ではなく、輸送中の取り扱い不備によるものだが、デュシャンは意図しない「偶然」によって、作品に新たな要素が付け加えられたことを喜んだ。
私は、意図的でしたが、人の反応を見たかったのです。
その人の脳中で、どんな変化がおこるのか。
それは目に見えるものではないので、わかりませんが・・・、小さい電気がパッと点いたのでは?。
最終日に、通りすがりの小さいお子さんが、やっと快く遊んでくれて壊してくれました。
素材 : 泥、切り株、ダンボール、木工ボンド
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by mume107
| 2008-04-18 01:11
| アート